表慶館へ

※以下は、拙著旧ブログのテクスト再録([Kotto Blog]2011年2月3日付「表慶館へ」より)。

 博物館内のパンフレット置き場から、さらりと抜き取ってきた小冊子「東京国立博物館ニュース」。
 その第705号。

東京国立博物館敷地内の表慶館
 意外にも館内に張り巡らされていた「写楽」のポスターは何事かと窺い知れず、帰ってきて小冊子を見て、ああ、4月からの特別展なのか、と気づいた次第。副題があるのかないのか、“特別展『写楽』”とシンプルなのが気になります。
 こうして小冊子を眺めていると、展示品の様々な情報を知ることができて便利だなあと、初めてこの小冊子の面白さを知ったのですが、春のイベントでは、「東博でバッハ」というのをやるようです。これはかなり乙な企画だと思います。中野振一郎氏の演奏するチェンバロの「パルティータ第4番」は間近で聴いてみたいものです。

 さて今回、表慶館にも入館しました。

 表慶館はついこの間まで、ずっと立ち入りできませんでしたが、東洋館の休館の理由で現在は“アジアギャラリー”を観ることができます。それにしてもここに入るのは、20年ぶりくらいで、前に入館したときはもっと地味な、先史(縄文時代とか)の遺物を展示していたように記憶しています。
 パンフによるとここは、明治42年に大正天皇ご成婚記念を名目に開館した洋風建築となっていますが、設計は片山東熊だそうです。

 以前、中に入ったときに感じたのは、“粘土”のような匂い。そう、小学校の図工の授業で粘土をやると、教室が粘土臭くなるあの、匂い。何故かその匂いがするのです。今回入館したら、やはりその匂いを嗅ぐことができて、妙な具合に表慶館を味わうことができました。

 またいつ閉館になるかわからないので、今のうちにここへ訪れてみてはどうでしょうか。

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